27.JCと行政

 JCは選挙政治に関与するのではなく、行政政治に関与すべきである。しばしば選挙政治と行政政治とが混同されることがある。

 政治によい圧力団体がつけば良い政策が出され、逆に悪い圧力団体がつけば悪い政策がだされてくる。

 今日の行政のまわりの団体は、選挙とか権利とかいろいろの利害のからみあった圧力団体で決して良いものとは言えない。つまり民主主義体制の中で住民が真に求めるものを行政に正しくインプットしてやる団体がない。JCこそこれのできる団体であり、よい圧力団体となるべきである。JCが政治に関心をもつとき、また自分の住むコミュニティに提案しようとするとき、大いなる意見具申が必要である。

 JCは調査、分析・・・・・・という社会開発計画の手法、公聴、広報などのいろいろの手法によって住民の考えをまとめ行政にインプットし、それによってでてくる行政からのアウトプット、つまり政策や予算等を市民に正しく伝える役割を演ずるべきである。そしてさらに市民の欲求を政治に入れてゆくのである。たとえば街の総予算とその使われ方のチェックなどはどうであろうか。

目次1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・
11・12・13・14・15・16・17・18・19・20・
21・22・23・24・25・26・27・28・29・30・
31・32・33・34・35・36・37・38・39・40・
41・42・43・44・45・46・47・48・49・50・
51・52・index