23.JC運動と時間
よく「JCに参加するための時間がない」という会員があるが、時間とは求めてくるものではなく自らつくるべきものである。働かなければ金は入らないし、つくらなければ時間はできない。そして習慣を変えることが、より多くの時間づくりのきっかけとなる。われわれはよりよい時間の使い方へと挑戦しなければならない。
そして時間がないという人ほど時間を浪費しているのではなかろうか。逆に忙しい人ほど ”時間がない” とは言わない。自分の仕事と家庭生活以外に参加しているボランタリー・グループで、会員が時間がないということはまさに時間を浪費している典型的な姿であり、甘ったれである。
JCに参加して良かったとか悪かったとか言う清算は、「時間がない」という否定的言葉がなくなって始めて得られるものである。よくあることであるが、JCがつまらないという人自身つまらないということに時間を使っているのである。
人間が80歳まで生きるとすると700,000時間ある。そしてその内訳は50,000時間が仕事の時間であり、270,000時間が眠り、食べるなどの生理の時間であり、残った380,000時間は余暇の時間である。この時間をいかに使うかでその人生が決まってしまう。
真の時間づくりは終るときを知り、終るときを決めることである。「時は金なり」は、すなわち「時こそ価値創造の原価」である。
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