19.JCと若もの運動

 ヤング・ブルーとはJC運動の中で展開している諸事業をJC会員のみによるのではなく、<まち>の若ものたちと共に考え、共に行動しようとする。呼びかけである。また、アクセント・オン・ユースとはヤングを中心とした若もの開発の実践計画を行うために青の計画として出したプログラムのキャッチ・フレーズである。

 なぜ若者が中心となって行うのであろか。それは人間は誰も他人に教えることはできず、できることはただ相手があることに気付くことを助けることのみである。つまりモチベーションが重要なのである。

若もののプログラムはJCが行うのではなく若者たちが自分たちで考え、自分たちで行動するようにしJCは側面から熱心な応援を与え、見つめてやることが必要なのである。

 今日、しばしば行われている悪書を若ものからとるとか、若者の目にふれさせないということはこの情報化社会の中で正しいことであろうか。必要なことは大人と若ものとの語り合いであり、現実的な解決への意識の向上こそが必要なことである。

 この考え方の上に立つと若者の問題は、JCの側から一方的に行うことはできない。人間とはそれぞれの自己がそれぞれの年代によって自由な意識をもつものである。このことこそ若ものに対する最大のポイントである。今までの運動は一方的与える運動であった。今こそ若ものとともに行動すべき時である。

 20〜40歳の若ものに焦点をあてて共に考え、共に行動することこそヤング・ブルーである。プログラムは若者に主体性のあるものでなければならない。たとえば若者が自ら設問をつくり、集計し、まとめる、そして問題点をみつけ出してゆくということである。

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