10.「意識3」
三世の時代のJC運動に必要な意識を「意識3」という。それはよい人間性豊かなより自然的な意識であり、もしもあることについて、不自然なものを不自然なものと感じたら素直に意識の壁を破り自然なものに変えてゆく意識である。
「意識1」、「意識2」、「意識3」という考え方はチャールス・A・ライクがその著書‘GREENING OF AMERICA’(緑色革命)の中で述べている考え方である。
「意識1」とはアメリカの開拓時代に培われた伝統的な人生観であり、自分の生きるためにはしゃにむに突進してゆく意識である。「意識2」とはアメリカの偉大な発展時代の意識であり、より組織化し合理化しようとする意識である。この意識では個人の尊厳は無視され、不自然のことを不自然とは思わなくなっていく意識である。
現在のJC運動は不自然なものがあたりまえになってしまっている。不自然なものが何であって、自然な姿は何であるかを考えてみるべきであろう。CDのアンケートにしても、会員の入会にしても、その他いろいろの面で不自然なものになってしまっている。
われわれは再度、BACK TO BASE(原則に帰れ)という心構えで、もう一度自分自身の運動を見直す必要がある。
注)CD=社会開発計画(14.参照)
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