5.JC運動と会員意識

 JCは運動である。運動とは真剣に苦しみ悩み何かを生み出すものである。そしてJC運動とは自分で動かすものであり、決して人が動かしてくれるものではない。したがって、運動と活動の異なることに注意しなければならない。活動とはピストンであり往復運動にすぎない。

 JC運動は長いサイクルの中での運動であり、その基本はLOMの地域社会における運動である。そしてメンバー全員が地域社会のことを市民とともに真剣に考え苦しむ中から生み出されていく運動である。事業計画はリーダーが作るのではなく、会員がつくるのである。そして会員をリードするのがリーダーであり、理事長であり、常に会員のコミュニティ意識に注目し、常にこのプログラムには誰が適任かということを考え、適材適所に配置し、リードしなければならない。

 JC運動は、たとえば参加意識であるとか、街のムードがプランにのって来ないとか、いろいろの場合に壁にぶつかる。しかし壁があるからこそ運動として行われるのである。この壁を打破ることをし続けることによって、運動は展開して行く。苦しいからとか面白くないから止めるというのでは、小さな人間で終ってしまう。

 JC運動はコミュニティに常に密着していないと、運動としては無意味なJC内だけの、いわゆるコップの中の運動に終ってしまう。ところがしばしばJCは自ら自分のまわりに壁をつくってしまう。それでは自ら仲間だけの運動で終らせてしまっているようなものである。

 JCは現在の意識を変えない限り−管理社会型から参加社会型へと−コミュニティからは受け入れられない。

 JC運動の格差は意識の上の格差である。そのJCのもっている意識の幅以上には運動は広がらない。自分は意欲の高い人間か、低い人間か、JCにどのくらいの情熱をそそいでいるかをもう一度考え合ってみたい。

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