20.若もの
JCの中にさえ世代のギャップがあるのに、またJCの中でさえ会話がないのになぜ若者と対話できるかという意見がある。しかしそれは早計である。
世代のギャップはあるかも知れない。自分自身が20代のときに30代40代と意見の合わないことがあった。20代の若者と本気になって話し合ってもらいたい。考え方のどこがちがうかを認識するまで語り合うことが大切なことである。互いにとことんまで話し合うことによって世代のギャップがどこにあるかを認識する。われわれは自ら若者と話し合うことを避けているのではないか。若者に迎合する必要はない。しかし若者はすばらしい考え方をもっている。自ら話し合うことによって相互に理解し合うことである。
若ものの価値観と自分たちの価値観とはちがはないと思う。おそらく若者の価値観は自分が同世代のときも変わらないはずである。若ものと話し合う中に忘れていた意識が再びおこってくるものである。
今日の若者はわれわれJCより市民意識が高い。そして個々の意識がしっかりしているが、横のつながりがないだけである。ここにわれわれの力を加えてやる必要がある。
若ものを動かすとき実際には一緒に行動し、引張ることが必要であるが、一般にはそれを忘れて若ものを相対するものと考えてしまう。
若ものは若もの自体そのゼネレーションによって考え方が異なる。どのように話し合って相違点を見つけ出すかということが、JC三世の仕事である。
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