11.JCの形式化

 今日JC運動は形式化し無意味なものが多くなってきている。勇気あるJCは、すてるべき形式があれば大胆にすてるべきである。

 たとえば例会をみてもあまりにもテレビ型例会が多すぎる。有名人を呼んできてその話しを聞くのみで終ってしまう。このくり返しでは参加する運動ではなく帰属する運動である。例会とはお互いに何かを考えているか考えを交換し合い、さらにどうすべきかを真剣に考え合い、語り合う場であるべきである。それによって始めて会員一人びとりに参加意識が生まれてくるのである。

 現在の形式型化した運動では、自ら喜んで参加する運動ではないものが多い。

 会員であるあなたにお願いしたいことはあなたが今隣り合っている会員と、本気になってJC運動がどうあるべきかを考えてもらいたいということである。

 認承証伝達式のよくある例をみてみよう。伝達されるJCの会員が働き、集まってきたJCが会場にはいり祝辞を聞いている。これは不自然である。伝達されるJCが準備をすすめることは当然であるが、認承式のときだけは新しいJCを会場の真中にすわらせ心からのお祝いの言葉と彼等への期待を強めることが大切であると思う。

 そのときの手伝いこそスポンサーJCの仕事ではなかろうか?

 すべてのことに形式が多すぎる。知恵を働かさないでくり返すとそれはものまね活動になってしまう。

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