−発刊にあたり−

 1986年7月27日創立15周年の日に、当時の理事長佐藤厚先輩のすすめにより日本JCへの出向を決意してから走り続けて10年になります。この間、先輩からかわいがっていただき、また現役メンバーの協力があって、日本JCの中で貴重な経験をさせていただき、またこのような活躍の場が与えられたと思っております。

 日本JC専務理事就任に当たり、由利本荘JCシニアクラブの先輩が中心となり、物心両面にわたる多大なる援助をいただきました。私にとっては、もったいないくらい大切なこの気持ちを現役メンバーにも伝え、そして享受するためにはどうしたらいいかと考え、この小冊子を作らさせていただきました。

 日本JC出向に対する応援は、何も出向ばかりではありません。JCの本質を知り、もっともっと素晴らしいJC運動(由利本荘JC)をみんなでつくることにあります。

 その基本は、JCという世界に広がる大きなネットワークに気づき、そのチャンスを生かし、JCスピリット(前向きな心)で青年らしく行動していくことだと思います。

 そして「生涯一Jacee」とは、JCで経験したことを学んだ考え方や生き方を、むしろ卒業後にそれを生かして、それぞれの分野で、活躍をして明るい豊かな社会をつくっていこうということであります。

 この「3万人対話集会」にはその考え方のヒントがいっぱい詰まっていると信じます。小野正孝元会頭は、我が由利本荘JC創立時の会頭であります。そして、これは会頭がそのJCスピリットを伝えるために全国行脚した一年間の記録であります。時代は変われど今にも通じるJC論であります。

 我がJC会館には、小野正孝会頭からの日本JC入会認証証第494号が掲げられています。創立時の我らが先輩の気概を今一度想いおこし、由利本荘JCメンバーであることに誇りをもち現役の役目として、JC運動に明るく楽しく前向きに取り組めたらと思います。そのきっかけに、この小冊子が少しでも役に立てばと思います。

 おわりに、由利本荘JCシニアクラブの先輩に心より感謝を申し上げ、この小冊子発刊あたりましての結びとさせていただきます。

   1995年1月24日

       社団法人 由利本荘青年会議所

            村 岡 兼 幸

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